第3回 安全で美味しい島根の県産品認証審査委員会 議事概要について
日時: | 平成27年3月11日(水)14:00~16:00 |
会場: | 島根県職員会館健康教育室 |
出席者: | 審査委員(安食審査委員長(畜産振興協会事務局長)など5名)県関係者等出席 |
議事
- 認証審査(トマト1件、キャベツ1件)について
(1)トマト
○農産物部会より説明- 水稲育苗ハウス未使用時期を利用してトマトを栽培。
- 朝採り完熟果実を午前中のうちに出荷することで、鮮度の高いトマトの出荷に努めている。
- 不適合項目があったが、是正され、適正管理を確認。
- 農薬台帳の黒塗りにしている部分は何か。
→農薬使用回数の誤りを防ぐため、使用回数以上の欄は黒塗りにしている。
認証適当
(2)キャベツ
○農産物部会より説明- 同JAキャベツ部会からは、平成23年11月に先行して4名が認証取得済みだったが、この度、部会員21名中20名で取得を目指し、再度新規申請。
- 堆肥等有機物を施用した土作りと農薬散布回数を慣行栽培に比べ削減し、環境に配慮している。
- 不適合項目があったが、是正され、適正管理を確認したことを報告。
- 事務局が実施する研修はどのような内容か。
→栽培講習、農薬の適正使用などの研修を実施している。
認証適当
- 認証更新審査(キャベツ1件)について
(1)キャベツ
○農産物部会より説明- 平成24年3月認証取得し、3年が経過。
- 事務局と構成農場5つを審査。
- 不適合項目があったが、是正され、適正管理を確認したことを報告。
- 量販店で認証キャベツの判別ができない。
→キャベツのように、個別包装が困難な上、市場流通の産品については、マークを表示することができないため、いかにして消費者に判別してもらうかは、課題と認識している。今後、手法を検討したい。
- 更新審査にも関わらず、指摘事項が7件と多い。団体事務局による内部審査の徹 底をお願いしたい。
更新適当
- 監査報告(茶1件、ブルーベリー1件、柿1件、いちじく1件、ほうれんそう1件、トマト1件)について
○農産物部会より説明- 柿、いちじく、トマトにおいて不適合項目があったが、是正され、適正管理を確認したことを報告。それ以外は、適正管理を確認したことを報告。
- なし
- 乾燥きのこ類の認証基準の設定について
○林産部会より説明- 原木栽培きのこ及び菌床栽培きのこの認証基準に、乾燥きのこの基準を追加することにより、乾燥きのこの美味しまね認証取得を可能とした。
- 乾燥きのこの水分量の基準はあるのか。
→一般的には重量減少率15%(1/7)程度とか、含水率8%以下という指標はあるが、基準はなく、乾燥度合いは生産者が目視や乾燥前後の重さで判断し ている。
水分量は個体によってバラつきがあることと、各生産者が水分量を計測できないことから、作業マニュアルで確認したり、作業日誌等で乾燥前後の重量を確認し、必要に応じ指導で対応することとしている。 - クレーム対応の適合基準はどの程度のレベルを求めているのか。また、どこかクレームを相談するところがないか。
→実際のクレーム対応はケースバイケースであるため、審査では、窓口の有無や対応手順、クレーム対応記録が作成されているかどうかを確認している。
相談については、出先機関の普及員にまず相談してみていただきたい。
- その他報告事項
(1)要綱・要領の改正について
次の点について、要綱・要領を平成27年4月1日付けで改正。 - 制度の運用改善及び適正管理のために必要な改正
- 組織改正に伴い必要な改正
報告事項等
○ | 事務局から、平成26 年度のPR等に係る取り組み実績と平成27 年度の組織改正について報告。 |